紳士協定
(しんしきょうてい、英: gentlemen’s agreement,略称:GA)とは
いわゆる不文律(暗黙の了解)の1つで
国家や団体、および個人間における取り決めのうち
公式の手続きや文書によらず
互いに相手が約束を履行することを信用して結ぶものをいう。
出典:Wikipedia
どの業界でもある、暗黙の了解、という言葉。
文面にすると面倒なことになるので、問題にしないための対応
という意味でも使われますね。
さて、ゲーム業界にもこの言葉が存在します。
コールオブデューティーシリーズです。
このゲームにおける紳士協定とは
1.一部武器の使用禁止
2.武器アタッチメントの一部禁止
3.一部スコアストリークの使用禁止
※ スコアストリーク:撃破数に応じて使用できる特殊兵装
使うとだいたい誰かを倒せる。強いものは一方的に攻撃し続けられる
4.一部スペシャリスト(固定スキル)の使用禁止
と、ゲームプレイ自体に数々の制限を加えています。
しかもこれ、何が凄いって
ゲーム内で実装されているルールではなく
公式から突然
「今日からこれ使わないでくださーい」
で始まり、ゲーム側では一切規制せず、プレイヤー側が配慮する。
ということなんですよね。
これに関しては、ゲームの公平な競技性を保つため、というお題目なのですが
そんなもん、開発のミスをプレイヤーに責任おっかぶせてるだけやん
という、なんとも腑に落ちない話になっています。
※そもそも競技シーンで公平な競技性、なんてどこにもないんですよね。
ルールはある、そこから実力があって、身体的特徴や才能
様々な不公平が混在してこそ競技だと思うし
それに勝利するからこそ感動が生まれると思うんです。
それに、この紳士協定に対して
プロは従ってもいいし、従わなくてもいい
という状況も問題に拍車をかけており
配信などでこの事で視聴者ともめるということもあるそうです。
※見なきゃいいのに
あと、Codではスコアに大差をつけて試合終了なんてこともよくある時点で
そもそも、公平な競技性はまるでないゲームである、という証明なんですよね。
実際遊んでいて、私も下手な方ですが、あまりにひどい試合展開に
これ、競技として成り立ってないやん
と思うこともしばしばあります。
※途中参加のほとんどが大差で負けてる状況からスタートです。
この紳士協定が本当に正しいものであるかはわかりません。
歪なものを無理やり競技にするための手段とも取れます。
長いCodシリーズの歴史から生まれた、GAと呼ばれる慣習。
開発側がしっかりすれば終わるんだけど、という思いでいっぱいです。
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