LEFT ALIVE
フロントミッションは再生出来るのか?
(フロントミッション:以下FM)
でも、挙げたLEFT ALIVE。
発売後の状況やプレイ映像を見て、やはりか、という気持ちしかありません。
と、言うわけで、なぜこのゲームが、不評になったのか
その要因や私なりの解釈についてが、今回の内容です。
まず、このゲームの問題ですが
①FMシリーズの世界観である必要性がなく、またFMの世界観にあっていない。
②追求したリアリティが中途半端。
③全体的な操作の不快さ。
というものがあげられます。
まず、①について
このゲームは、FMの世界観を共有して作られた作品、という触れ込みでファンから大いに期待されていました。
しかし、中を開いてみれば、FM要素はヴァンツァーしかなく
そのヴァンツァーの動きも、FMエボルブから進化が見えない状態。
しかも、時代設定はファンが知るFMではなく、強化装甲を身にまとった敵が闊歩する近未来。
FMは、架空戦記物としての側面もあるため、私はこの設定がどうしても受け入れられませんでした。
実際これを見て、何がFMの世界観と言えるのでしょうか?
次に②ですが。
公式より、このゲームは戦場のリアリティ・緊張感を追求した、という発言がありました。
これは③にも当てはまるのですが、リアリティとはなにか?という、ことに繋がります。
LEFT ALIVEは、サバイバルゲームとしての側面でゲームが作られているそうです。
ただ、プレイで分かるのですが
素材を使って武器を作る
→大量の空き缶はまだしも、大量の火薬が落ちているおかしさ。また、結局大量のリソースを持っている時点でリアリティはない。
※敵がもってる手榴弾を奪うならまだわかる。
火炎瓶を食らって、ダメージモーションを取るが死なない敵。
→そもそも強化装甲に火が効く、というのもおかしな話。
少ない弾薬でやりくりする。
→敵の武器はなんで奪えないのか?生き延びるための手段が制限されている時点で、リアリティが欠如している。
※メタルギアでもよく出る問題。あっちは、潜入任務だから大型火器は不要説。
最適解がスライディングで相手をこかせて鉄パイプで殴る。
→弾薬は効きにくいけど、物理的に殴るなら効く、という謎の状況。銃はリアリティがない?
※結局は物理攻撃であり、強化装甲の意味がない。
敵が強化装甲を身に着けるレベルの装備なのにも関わらず、装備以外が雑。
→ゲームが難しくなってしまうが、戦争で生き延びるという趣旨なら、敵同士が通信をとっているのが当たり前で、通信が取れなければ警戒される、なんてことがなく
最終的に各個撃破してしまえばよい、という、発想になる。
敵のボスが、生身の上、片手でガトリングを撃ってくる。
→マジでどこに行ったリアリティ
などなど、リアリティを追加されているのはプレイヤーのみで、敵にはリアリティがない、という中途半端な状況になっています。
最後に③ですが
これはもう言葉通りです。
なお、このゲームはステルスを求めていますが、ステルス キルがありません。
開発の鍋島さんは、
ステルス キルは議題に上がったが、敵をバシバシ倒すゲームではないので実装しなかった。
という旨を発言していますが
結果、スライディングして物理で殴ればいい
という、ステルスキルもどきが生まれ、スベリオンのような状況になってしまいました。
※リアリティとは。
そのほか、アイテムは1種類しかショートカット登録がなく、いちいちメニューを開く必要があったり
などなど、とにかく快適にプレイできる要素が少ないです。
とまあ、こんな感じで何もかもが中途半端
何もかもが歪な形になってしまったこのゲーム。
スクエニは今後、このシリーズをどうするのか?
FMシリーズは、2本のクソゲーを連続して生み出して
ナンバリングタイトルを作れるのか?
ここで、シリーズは本当に終焉を迎えるのか。
KHとか、看板作品だけじゃなくて
ほかの作品もまともに作ってよスクエニ。
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