明けましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いします。
そして私は、年末年始にsteamセールで色々ゲームを買いあさったわけですが
この中でやりたかったゲームを購入しました。
それこそが、1995年に発売し、2020年4月にリメイクとして発売された
こちらのソフトでございます。
聖剣伝説シリーズは、元々はファイナルファンタジーの外伝として
ゲームボーイで1991年に発売されました。
以降、プラットフォームを変え、独立作品として
ナンバリングタイトルや外伝作品を10作品を世に送り出しました。
しかし、まあ、正直な話、評価が…
という、作品の代名詞にもなりつつ作品であり、ファンが毎度毎度でがっかり
なんて状況がよく見られていました。
※新作ナンバリングの4がクソゲー認定を受け
人気の2リメイクも劣化リメイクと言われる状況です。
そんなさなか、遊んだ聖剣伝説3リメイクですが
感想は、面白かったけどフルプライスで買うことはお勧めしないゲーム
です。
※以下、ネタバレを含みます。
要因は色々あるのですが
まず、戦闘システム自体は、やることも増えてとても楽しく遊べました
しかし、ゲームの難易度自体は、大味と言わざるを得ないものが多く
物語中盤からは、魔法使い職のアンジェラほぼ1人で事足りることもしばしば
※多段ヒットして敵を固められる範囲魔法を無詠唱で連打できるようになったら
そりゃあヌルゲー化しますわ。
また、私個人としての意見ですが、お世辞にもストーリーが良い、とは言えません。
本作は、最初から遊ぶ際に、6人いるキャラクターから3人(主人公と仲間2人)を選び
選んだ3人はプレイアブルキャラに
それ以外の3人は物語の途中で、少しだけ関わり合いを持つ
という形になります。
また、各キャラクターそれぞれに冒険に出る理由があるのですが
大きな目的は
マナの聖域という場所にあるマナの剣を取りに行く
というものになっていきます。
そこに、3つのよからぬ勢力もマナの剣を手に入れようとしていることが分かり、大きな戦いになっていくのですが
物語中盤で、主人公に選んだキャラに因縁のある勢力が
自分以外の勢力 2つを 一気に潰す、という
話数の関係で原作を無視したオリジナル 展開になったアニメのような話になっていきます。
※リメイク前の3でも同じだったそうです。
そこからの展開は、正直微妙と言わざるを得ない部分が多く
ラスボスに至っては、物語の終盤になってやっとプレイヤーの前に姿を現し
その後すぐラスボス戦に行くような状況なので、FF9のラスボスを彷彿とさせるような展開で
あなたがラスボス、はぁ、どうも
みたいな感じで、倒したときのカタルシスは0です。
※そもそも主人公の目的がラスボス戦前に達成されているので
ラスボスがおまけなんですよね、聖剣3って
また、ここはホントに細かい話なのですが
このゲームの開発は、言葉を大切に扱っていない、という印象があります。
というのも、このゲーム、リメイクでキャラをフルボイスにしたのですが
・キャラの口調が突然変わる
・王などに対しての継承がおかしい
・キャラの感情がその時の状況にあっていない
・イントネーションがおかしい
等々、ただでさえおかしな文章が、ボイスが付くことでおかしさが強調され
これ、きちんと推敲した?と感じる部分が多々あります。
例を挙げると、主人公の1人デュランは、自分の国を治める王と謁見します。
※デュランは、国に使える騎士の1人です。
謁見時にデュランが最初に発言する言葉が「王様!」
その言葉しか知らなかったのかな~?ググろうねーと思いました。
その後、物語が進み再度謁見するときは「国王陛下!」
と発言するなど、よくわからない言葉のブレが起きています。
※ちなみに、物語を進めるとデュランはまた王様発言をします。
その外にも数々の奇妙珍妙発言があり、私はかなりモヤモヤしながらプレイしていました。
なお、このゲームボイスのOFF機能がありません
(音声ボリュームを0にはできます)
じゃあ、音声ボリューム0で遊べばいいじゃん、と思われるでしょうが
イベントシーンの最中はボイスとキャラクターの動きがすべて連動しており
文字を読み終わったからといって、喋っている最中に文章を送ると
喋り終わった後にキャラが行う予定だった動きも飛ばされてしまうんですよね。
そのせいで、1週目プレイ中に何度も重要なシーンがカットされていきました。
※このゲーム別にフルボイスじゃなくて、一部ボイスありでいいと思うんです。
あと、この動きも飛ばすという、という機能は完璧にミスだと思います。
とまあ、書けばきりがないのですが、最初に言った通り
フルプライスで買うことはお勧めしないゲームです。
特定条件をクリアすると、より難易度を上げた 2週目が遊べる
というモードも存在しますが、そこまでして遊びたいとは思いませんでした。
(隠しダンジョンも全く面白くなく、ただ長かったな、という印象です)
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