※現在上記以上の様々な会社が回線を提供しており、様々な違法に近い契約方法で今でも被害が発生しています。
総務省総合通信基盤局が出した資料はこちらから
http://www.soumu.go.jp/main_content/000390866.pdf
回線の契約について、2015年2月から開始した
光回線の卸売り
(NTT以外の会社が、光回線の契約を取り扱いが出来る)
で、様々な問題が現在も発生していますが、現状具体的な厳罰というものがありません。
※厳罰現状は、業務停止命令のみ、しかも、回線業者はつぶれない。
私自身、回線のカスタマーセンターで働いていましたが
状況のやばさに、ここでの仕事は続けられない、と本気で思ったくらいです。
※その直後、契約終了ということで仕事とはおさらば。
様々な場所で情報が書かれていますが
今回は光回線の営業について、お話をしたいと思います。
まず、最近の光回線の営業について、よくある言葉の真相です。
以下の言葉は営業を受けた際に必ず聞くと思うのですが、全くの噓っぱちです。
この言葉の中には、複数の意味が含まれています。
1.料金が安くなりますよ!
→回線料金(基本料金)は、NTTが定めたものから変更できないので変わらない。
→安いプロバイダと契約することになるので、相対的に安くなる
ただし、回線速度などは明言ができないので、今より遅くなる可能性があるが
契約書にもベストエフォート型として速度保障はしていないので知ったこっちゃない。
遅いなら、プロバイダは自分で契約して変えてね。
あ、今使ってるプロバイダは場合によっては自分で解約してね。
プロバイダの解約違約金?しりませんね。保証するのは回線の解約違約金だけです。
2.工事費無料です。
→工事費用は24か月での分割支払いで
24か月分の請求は利用している限りは、毎月請求はしません。
え、途中で解約したらどうなるか?
残っている分割の請求分を支払ってもらいますよ。
書いてありますよね?実質無料って。
3.利用している携帯キャリアと合わせて契約すれば安くなりますよ?
→安くなるのは、携帯電話の基本料金であり、回線料金は変動なし。
あ、使用しているキャリア違うんですね。
じゃあ安くならないです。
よかったら携帯電話のキャリアを回線と一緒にしませんか?
携帯電話の分割費用も請求しますけど。
※ケーブルテレビなど、携帯電話キャリア以外も同じ感じです。
4.わたくし、NTT(au.docomo.softbank)の回線事業部門担当の○○と申します。
→わたくし、NTT(au.docomo.softbank)の回線営業をしております
代理店の株式会社○○の○○と申します。
名刺ですか?
契約していただけたら最後にお渡しします。
契約ありがとうございます。あ、わたくし○○光の代理店の〇〇と申します。
NTT?あぁ、今契約した○○光は、NTTの回線を使用しているので
実質NTTと契約しているようなものです。
まだまだ、書けそうな気がしますが
現状横行している営業はこんな感じです。
ちなみに4番目は電話営業では、名刺ではなく、名乗りが代理店の名前や光回線の会社を名乗らないケースがほとんどです。
実際、1-4の訪問・電話営業で多数の高齢者の方が、覚えのない契約を行った
というケースが数多くあり、数社が行政より業務停止命令を受けていたりもします。
出来れば滅んでほしい営業なのですが、国が積極的に動いているわけでもないので
自ら自衛手段を持つしかありません。
そして、大切な対応策は
・訪問営業は、名刺と書面をもらって帰らせる。
※名刺や書面が出せない場合や今だけなら、そもそも話にならない。
・電話営業は、住所を知っているなら書面を送れと返して切る。
※住所を知らない、教えてほしいならどこから番号を得たか
会社名をもう一度名乗らせ、最初に名乗った回線会社やNTTに問い合わせる
と伝える。
という方法の2つだけです。
とにかく大事なことは、相手のペースに乗らず、話を聞かないこと。
そして、訪問営業が来た時に大きな注意点が1つ
訪問営業が来たときは、絶対に契約しない
これに尽きます。
ここも大きな問題の一つでもあるのですが、
訪問での契約になった場合
契約内容を全て提示しており、それに納得したうえで判子を押した
と判定され、契約を覆せない状況が多くあります。
※なので、いまだに訪問営業が多い、ということですが。
しかも訪問営業に来る担当は、扉を開けるなり
近隣(このマンション)で回線の提供が可能になった。
周りの人たちも切り替えていて、今切り替えると安くなるので、回線切り替えの案内をしています。
という、ことを大体は話してきます。
さて、ここの文章も嘘だらけです。
まず、近隣(このマンション)で回線の提供が可能になった。
→日本に存在する回線のほとんどはNTTが提供しているものです。
あなたが今現在、光回線を利用しているのであれば
「別会社の回線が提供できるようになった」
なんて言葉そのものがおかしい。
今切り替えると安くなるので、回線切り替えの案内をしています。
→上記の1-4が適用されます。
ちなみに、現在NTTのADSL回線をご利用の方で、住んでいる場所や建物で光回線が利用可能になった場合は、NTTから電話連絡がくる場合があります。
※私はsoftbankを利用していますが、NTTから切り替え回線工事(無料)の連絡が来ました。
そして、電話の場合は、訪問と同じような話で
今、NTTから○○光に切り替えるとお安くなるんです。
という話になります。
こちらは、NTTから別の会社が運営する○○光に契約先を変更する、という話で
※だいたい知らない会社への契約切り替えがほとんど。
・ほとんどが切り替えることで手数料数千円が発生
・代理店の営業成績のために、無駄なオプションが追加されている。
※必ず契約の際に、オプションが必要翌月に外して、といわれ、1か月分高くなるため
相対的にみれば、安くなっていない
・書面がないため、不実告示が多い
などなど、問題だらけの場合が多いのです。
一応契約後既定の日数でのクーリングオフの申請は可能ですが、実際、クーリングオフの期日についても説明がないのがほとんど
現状でも、高齢者への違法と同様レベルの契約なども多くある業界なので、こういった、営業が来たら対応せず、帰ってもらいましょう。
皆様もお気をつけて!
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