※こっちが劇場版(吉田鋼太郎版)
※こっちはドラマ版(大杉漣版)
見てきました!
映画 光のお父さん!
とてもよかった!
FF14遊んでない人でも観れる1本であり
ゲームがわからなくても、あのストレートな親子関係に対してのメッセージは、是非観てほしい映画です。
ご存じない方に説明すると
この「光のお父さん」という映画は実話をもとにしたお話です。
※フィクションだ、という人もいますが、私はこれが実話だと信じたし、実話であったら本当に素晴らしい話だと思います。
元々は、一撃確殺SS日記というブログで始まった
http://sumimarudan.blog7.fc2.com/
ゲーム好きな父親を自分の遊んでいるオンラインゲームで遊ばせて
息子であることをかくして支援する
という企画でした。
※ブログもめちゃくちゃ面白いのでおすすめ。
そして、様々なご縁があり2017年に実写ドラマ化
主演を
千葉雄大さんと故:大杉漣さんが勤めました。
※ストーリーはブログと違って
主人公の父親が、突然会社を退職。その真意を知るために主人公がゲームをプレゼントすることから始まります。
そして、ここにきて今年発表された、劇場版放映の告知
もういいでしょ。また?
なんて声も告知中にありましたが、見に行った感想は
最高だった
の一言です。
映画版の主役は
坂口健太郎さんと吉田鋼太郎さん
そして、原作ブログとドラマには存在しない、主人公の妹というキャラの追加
ドラマ7話分をどうまとめるか、という心配もありましたが
色々な部分を再構成し、何を伝えたいのかがシーンごとではっきりしていて
最近多い、変な抜け(宇多丸さん風にいうとベロベロバー)もなく
そして、過度なゲームに対しての宣伝もないのに、ゲームの世界が一発で分かる。
そんな本当に1作の映画として素晴らしい出来になっていました。
私自身、映画はそんなに大量に見るわけではなく、こと日本映画においては全くといっていいほど観ません。
※怒られること承知で書くと、日本映画に出る下手なCGとか、宣伝目的の映画が嫌いなんです…
劇場版 光のお父さんは、海外映画のような、様々なところを旅するわけではありません。
※身重で旅する映画も変っちゃ変ですが。
また、生身のド派手なアクションがあるわけでもありません。
関係が希薄になってしまった父と息子が、同じ家の中で同じゲームという空間を共有し
息子は寡黙な父の心をしり、そして、昔を思い出して父とはどういう人だったかを思い出す。
父は、ずっと隠してきた想いをゲームという広い外の世界を知ることで、その思いに打ち勝つ。
言ってしまえば、作品の映像の中では、劇的なことは一切起きません。
やっていることは、ゲームを通じた体験と人との交流なのです。
でも、この作品は感動作と呼ばれる作品の中でも、かなり高い位置で良い作品でした。
演技がいい、演出がいいもあるでしょうが
自分の身に覚えがあるかもしれない、触れたくなかった家族とのこと
がこの作品の肝なんじゃないかと思います。
別にこの作品を観て、親をゲームに誘えというわけではありません。
でも、なにか終わった後に考えさせられる、おすすめの一本です!
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