2023/2/25 エルデンリングが発売して1年が経過しました。
1周年ということではありましたが、特にDLCやアップデートの発表はなくお祭り感はあまりなかったです。
しかし、ここ2か月一切更新を行わず私が何をしていたかというと、ずっとエルデンリングを遊んでいました。
なんでこんなに熱中しているのか私にも理解が出来ないのですが、別のゲームを買ってはエルデンリングに戻る、という生活が出来てしまっており、現在プレイ時間500時間が経過しています。
何故、エルデンリングがこんなに長く遊んでいるのか?
今回はそんなエルデンリングについてのお話
エルデンリングとは?
アーマード・コアシリーズ、ソウルシリーズを手掛けるフロムソフトウェアが1年前に発表した新規IP作品で
巨大な黄金樹がそびえる狭間の地と呼ばれる地で目覚めたプレイヤーが、黄金樹の根源となるエルデンリングと呼ばれるものを目指す
という、お話
実際は、オープンワールドで様々なロケーションを巡り、ステージをクリアし装備を得て、レベルアップして次のロケーションへ向かうゲームです。
ソウルシリーズのような死にゲーでありながら、過去作のシステムを踏襲しつつ大きく進化させたAAAタイトルにふさわしいゲームです。
ちなみに、2022年のGOTY(Game of the Year)のゲーム関係者が選ぶその年最も影響力があったゲームの表彰「The Game Awards」で選ばれました。
※フロムソフトウェアは、過去2019年ではSEKIROでもThe Game Awardsを受領しています。
何が面白いのか?
私個人としては、フロムソフトウェア作品の根っこに必ずある、プレイヤー自身が成長を実感すること。
これにつきます。
何度挑んでも勝てないボスでも、手段を変え、戦法を変え、見方を変えると倒せるようになる。
そんな不確定要素を確定的にしていく作業の積み重ねと、それに裏付けされていく遊ぶ安定感の実感は、中々得られない経験です。
なんで何度も遊べるのか?
これが本作の最も肝になる部分だと思うのですが
本作については、進行過程をプレイヤーが選択できる、という大きな利点があります。
流石に、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのような、スタートして速攻でラスボスのいるガノン城に向かう、はできませんが
開始してすぐに中盤以降の敵がいる場所に向かい、有用な装備やスキルの取得、膨大なリソース稼ぎによる大量レベルアップ、終盤レベルまでの武器強化なども出来てしまいます。
※RTAで走るルートを使ってみると、ホントによく練られていて感心しました。 ただ、普通のプレイでやるとかなりゲームが大味になります。
また、ゲームそのもののレベルスケーリングも考えられており、どれだけ強い装備を揃えようとも、プレイヤーの腕前次第ではクリアは出来ませんし
また、ゲーム終盤では、敵がプレイヤーの性能を容易く追い越していきます。
どうやってもプレイヤーは、必ず考えることが必要になっていくのです。
しかも、本作は23種類の武器種と多種多様な魔法があり、敵によっては武器次第では体勢も弱点もあり、武器自体も長所短所があります。
※やりようによっては、盾で相手を殴り倒す、ということも可能。
しかし、武器はプレイヤーがレベルアップ時に振り分けるパラメーターによって、装備可否が変わるため、どうにかして自分の考えた装備で戦うことを強いられる事態が発生することもしばしばあります。
回数制限はありますが、一応割り振ったパラメーターを振り直すことも可能ですが、使ったことが無い武器種の為にパラメーターの振り直しを行うことで勝てる確証もありません。
結局は全てプレイヤーが考え、実践していくことを継続し続けて、私の考えた最強キャラが敵に勝つ、それこそが本作、ひいてはフロムソフトウェアから始まったソウルライクと呼ばれるゲームの根幹にあるものだと考えています。
だからこそ何度でも遊べる。
最初は、筋力に特化させた重装脳筋キャラ
次は、技量に特化させた二刀流の曲剣騎士
更に、魔法戦士を作ってみる
と、どういう構成のキャラを作るかで体験が一気に変わるのです。
だから何度でも遊べる。
あの時拾った使えなかった武器が、とある装備との組み合わせで劇的に強くなる、なんていうのも体験が変わる要因だったりします。
ちなみに今私は、神秘(状態異常特化)の軽装盗賊プレイ中です。
総括
どんな作品であれ、好みは当然ありますが
私はエルデンリングを色々な人にお勧めしています。
2022年および本記事を書いているまでに、フルプライスでここまで価格以上の価値を感じた作品が無かったからです。
※というか、ここ数年国内フルプライスのゲームが軒並み値段不相応、という個人的評価ばかりだったので、フルプライスをそのまま買うことへの躊躇が凄くあります。
確かに死にゲーと言われて、ゲーム性そのものを嫌悪する人もいます。
私も、初回プレイ時、強力な毒を撃つクリスタル人3体が同時に襲ってくるという、初期バージョン屈指のくそボスと戦ってキレたり
ラスボス倒したと思ったら、遠距離攻撃ばかりして逃げまくるクソの獣にキレたりもしました。
けれど、それが全てではないですし、このゲームの本質はボスではなく、ボスを倒すプレイヤー。
フォーカスは常にそこにあり、結局はプレイヤーが諦めなければ終わらないゲームであり、諦めて止めてしまえばそこで終わってしまうゲームなのです。
だからこそ、リプレイ性が高く、また遊ぶたびに新たな気付きが得られる、そんなすごく質の高いゲームなので、せっかくの1周年
もし興味があったり、ゲーム内容に二の足を踏む方がいらっしゃれば、是非、この素晴らしい体験を経験してほしいです。
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