逆転裁判の本質

   
     
ゲーム

今更ながらではありますが、逆転裁判をクリアしました!

このタイトルにも納得の内容

どんなゲームかは、是非遊んでみて体験してほしいのですが

ジャンルとしては、文字と絵だけで進行するアドベンチャーゲーム

 

逆転裁判とは

改めて本作を説明すると

逆転裁判は、法廷を舞台とした「法廷バトルアドベンチャーゲーム

※開発元Capcom公式名称

 

主人公で弁護士の成歩堂 龍一が、初めて弁護士として法廷に立つところから物語が始まり

様々な事件で容疑者とされてしまった人の無罪を勝ち取る、というゲームです。

 

色々噂には聞いていたので遊んでみたのですが、マジで寝る間を惜しんで染んでしまいました。

1本につき全4-5話で完結する物語は、全てどこかに繋がりがあり、それが最終話へと収束する。

とにかく物語の出来が素晴らしいの一言です。

 

ゲームである意味

しかしそれでは、ゲームである必要はない。

それであれば推理小説を読めばいい。

なので、成歩堂君を操作することでプレイヤー自らが 事件を理解し、推察をしていくわけです。

 

なお、本作では、探偵パートと裁判パートの2部で構成されており

各話冒頭は、事件が発生したことに対しての証拠・証言集めを行い

証拠集めを終えると裁判パートへ、という流れで進行していきます。

事件現場といえばこの人

 

また、1つの話でも、裁判が翌日に持ち越されるため

裁判が終了した後に、新たな証言や証拠を探すという、話数が少ないからこそ

たっぷり掘り下げてくれる内容になっています。

※簡単には無罪は勝ち取れません

 

嘘を暴く快感

法廷バトルアドベンチャーゲーム

法定で証言する証人は、様々な理由で「」を証言に織り交ぜてきます。

それが、嘘を隠すためだったり、たんなる勘違いだったり

そんなどこかに矛盾(穴)がある証言に対してプレイヤーは、集めた証拠や法廷で明らかになった事実と照らし合わせて

推理し矛盾を指摘していく

それこそが、法廷バトルと言われる本作の一番の肝となる部分であり、プレイヤーが、能動的に物語へ入り込んでいく鍵になるのです。

しかし、矛盾に気付けないと先に進めないのでは?

そうお考えの人もいるかもしれません。

正直私もプレイ中に詰まってしまい、ローラー作戦に頼らざるを得ない場面もありました。

しかし、その矛盾が当たった時に起こるのは、点と点が繋がりスパークする感覚。

プレイヤーがやることは、矛盾を指摘できる材料の提示、なのでプレイヤーが何故矛盾しているかを説明する必要はないのです。

だからこそ、ローラー作戦でも面白いと感じる。

そこがまさにゲームである理由になる訳です。

 

ネタバレは一切できません

というわけで、今回の作品については、本編ストーリーには一切触れません。

何故か、この作品では犯人はわかっても、分からない部分が多くありそれを知ることがプレイヤーの遊びの部分でもあるからです。

 

全ての点が繋がれば、刑事コロンボや古畑任三郎のような犯人を追い詰める、という快感も味わえます。

正直動画でこのゲームを観るのは本当にもったいない。

聞いて、感じて、考えて(FF14みたいになった)

 

ドラマや映像で受動的に推理されるのではなく、自信が能動的に推理する

SNSなどで情報が得やすくなったからこそ、無くなりつつある手間を是非楽しんでみることをお勧めします。

※できれば、本編を遊ぶ前にアニメ版を観る、情報を調べるはお勧めしません。

 

最後にちょっと

本編について良い点

安易に恋愛展開を持ち込まない、徹底したサスペンス物

ということです。

本作では、ヒロインが登場しますが、全編で恋愛描写がありません。

正直恋愛描写って、起きている事件への関係って一切ありませんから、そのシーンやっている時間が無駄である、ということが大半なんです。

なので、全編通して容疑者の無罪だけを目指した本作は、ホントに中だるみせず楽しく遊べました。

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