Present(贈り物)は、社会人になり始めてから、結構増えるということをご存知でしょうか。
お世話になった人に、同僚に、家族に、友人にと、人に物を送ることは年を重ねるごとに増えていきます。
しかし、このプレゼントという物は本当に考え物で、その人の趣味趣向にあっていない物を送ろうものなら
絶縁、までは行かずとも、若干の不和を生む可能性もあります。
そんなプレゼント、人に物を送る、という機会が私自身も増えてきたのですが
意外にも好評なことが多かったため、今回は贈り物についての考え方をテキストに起こしていきます。
まず、大前提として、相手を知っているか、知らないかで渡すものが大きく変わってきます。
相手のことを知らない場合は、渡す場で消費できるような「きえもの」を選ぶことが良いとされています。
まあ、知らない人から花とか送られても困るので、
デパ地下的な場所や、近所の洋菓子店とかにある、ちょっとお高めな保存のきく食べ物など
普段買わないものを送るのがお勧めですね。
そして、知っている相手
これについては、まず相手に何が欲しいかを聞くことが何より大事です。
そしてそれは、送るものの金額が上がれば上がる程、重要になっていきます。
はっきり言って、サプライズでいらないものを貰うこと程、面倒なことはないですし
持っているものを貰っても困るわけです。
だからこそ、相手に最近欲しいものはあるか、こういった物はあって嬉しいか、を聞くことはかなり大事です。
というか、知った仲なのであれば、それくらい聞いて贈った方がより関係も深まります。
避けた方がいいもの
個々の違いはありますが、相手に喜ばれない贈り物は確かにあります。
そのいくつかを例に挙げると
- 鉢植えなどの植物
- 香水など香りの好みが分かれる物
- 持ち帰りが大変な物
- 衣類
などがあります。
なお、避けた方がいいものも、受け取る個人の趣味趣向に別れる、という前提はありますが
プレゼントを贈る時に、相手が送ったものでどんな体験をするかを考えることはとても重要です。
鉢植えなどは、受け取った人が育てる必要が出てきます。
場合によっては、置くスペースがない住まいの可能性もあります。
※ちなみに先日、私にローズマリーの鉢植えをプレゼントした人がいましたが
置く場所に困る、別に植物を育てる趣味はないし今後もない、育てる手間があるし贈った人に捨てたとも言えない
という酷い状況です。
香水はもうそのままの話で、香りの好みが合わなければ終わりです。
これについては衣類も同様で、個人の服の趣味に合っていない
もしくは、ファッションに興味がない相手に送る場合も考慮する必要があります。
ファッションに関する贈り物で大事なことは、自分一人で決めないこと。
衣類というのは、長く着る可能性があり、また贈られた側の私生活に食い込むものです。
なので、衣類を送る場合などは特に、贈る相手と買いに行くことが何よりも重要であり
キチンと買いに行く意図を伝えることが重要です。
※というか、贈ったもののサイズが合ってない、とかなったらどうするんでしょうね?
持ち帰りが大変な物。例えば大きな花や食器セットのような重いもの、等々も
貰う場所次第では、帰りが酷いことになります。
そういう物は、きちんと送ってあげてください。
間違っても、お酒の一升瓶とかはやめてください。
贈ると喜ばれるもの
これが一番聞きたい話でしょうが
もう一番良いものといえば、現金です。
人によっては、領収書が出ないので無理という話もあるので、ギフトカードがイイんでもいいと思います。
ただ、あまりにも実弾感半端ないので、きちんとした物を贈りたい、という方におすすめなのが
ランクの高い普段使っているモノです。
例えば、バスタオルなどのタオル類や、男性であれば1着数千円の下着
ちょっとお金を出さないと買えないホビー等々、相手を知ることが重要ですが
普段買わないものを贈るという意味合いでは一番効果が高かったものです。
なお、こういったランクの高いもので重要なことは
あなたの使っているモノよりこっちの方がイイ、という上から目線ではなく
あくまで贈る相手が普段使っているモノ、生活にあっているモノである
ということです。
例を挙げると、あなたは相手にコーヒーを贈ろうと考えています。
贈る相手はコーヒーを日常的に飲んでいますが、コーヒーは基本インスタント
外食が多く、自炊をすることがありません 。
という情報を踏まえて、贈るのはどちらがイイか
1.ちょっと良いコーヒー豆とコーヒーを入れる器具(フレンチプレス等)
2.ちょっと良いインスタントコーヒー
ここでもし、あなたが相手が美味しんぼの山岡さんよろしく
ホントに美味しいコーヒーを教えてやりますよ的な意気込みで
1を選んだのであれば、贈りたい物を贈ったと言えるかもしれません。
大事なのは、相手の生活に沿っていることであり、贈ったもので特別な体験をしてほしい
という願いのはずが、自分の考えを押し付けてる可能性が出てきてしまうわけです。
確かに1と2の間に味の大きな差があるかもしれません。
しかし、インスタントで飲んでいるということは
相手はコーヒーを飲むということに、労力を割くべきではない
(すぐ飲みたいときに飲めるようにしたい)
という、思いがある可能性もあります。
2が正解である、とは100%言えないですが、物を贈る、ということは
そこまできちんと考えておく必要があります。
とまあ、これはあくまで一例ですが、
何かを贈るのであればキチンと相手に喜ばれるものを贈りたい
そう考えるのであれば、相手を知り、時には相手に確認する、ということは本当に大事なので
もっと相手との対話を大事にしていきましょう。
ということで、今回はここまで!
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